小説置き場

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2015/05/26 18:17

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いんでぃごP

【GW追悼式】初・あくのくん夢【GWよ、素敵な夢をありがとう】

  • 駅前で待ち合わせしたときは、感じなかったけれど。

    駅の中を歩き始めてから、握野さんの表情が固い。
    話しかけても、「あぁ」と「そうだな」と「いや、」しか返してくれなくて。

    何か、気になることでもあるのだろうか。もしかして、気に障ることでもしたのだろうか。そう、思いつつも、

    〝笑顔が怖い〟と定評の彼の〝真剣な顔〟は予想以上にかっこよくて、場違いだけれど惚れ直してしまう。
    人目を気にして被っている帽子も、かっこよさを際立てるだけだ。

    と、

    Next↓

  • ピタリ。握野さんが、足を止めた。視線は、前を向いたまま。

    「?........握野さ、...!!」

    私の言葉を遮るかのように繋がれた手。進行方向とは垂直に、人波を横切っていく。

    私の背中を壁に付けると、握野さんは少しかがんで目線を合わせてくれた。駅に入ってから目が合うのは初めてだ。その瞳はやはり真剣そのもので、職質されている気分になる。
    いや、されたことはないけれど。

    「悪ィ、」

    小さくそう言って、握野さんは顔を近づけた。
    その唇から、紡がれる言葉。

    Next↓

  • 「すぐ帰ってくっから、ここに居ろ。
    ぜってぇ、動くんじゃねぇぞ」

    「え、」

    私の返事を聞くことなく、彼は自分の帽子を私に被せて視界を奪うと、その間にどこかへ行ってしまった。

    顔を隠さなくても良いのか、とか、
    どこへ、何しに行ったのか、とか。

    気になることは、聞きたいことは、いくらでもあるけれど。

    今は、彼の指示に従って待つしかない、のかな。

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    改札を出た時から、一人の男が気になっていた。

    Next↓

  • スーツ姿に、マスク、大きなカバン、そして、運動靴の男。
    30代前半、身長は180cmくらい。少し、がたいが良い。
    柔道でもやってそうな感じ。

    隣で、彼女が一生懸命話し掛けてくれてるのも、不安にさせちまってるのも分かっちゃいるが、2つの動作を同時になんて器用なマネ俺には出来ねぇ。

    不自然ではない程度に周りを見渡す男。
    何かを探しているのか....?

    と、急に男が歩くスピードを上げた。
    このままでは見失っちまう。

    Next↓

  • 考えるよりも先に体が動いて、彼女の手を掴んで人並みを横切った。近くには自販もあるし、非常口も近い。仮に何かあったとしても逃げられる確率は高いだろう。
    ....まぁ、変に動かれるよりもつっ立ってた方が見回りに助けてもらいやすいかも、しれないが。

    不安の色を瞳に浮かべる彼女に謝罪。

    どこで誰が何を見ているのかなんて分かんねぇから、彼女の顔を隠すように帽子を被せた。

    俺が元警官だってのはファンも知ってるし、周りも察してくれるだろう。

    彼女が反応するよりも先に走り出す。

    Next↓

  • 大丈夫。身体は鈍ってない。

    男の、後ろ姿を捉えた。

    随分と強い口調になってしまったと邪念が入るのは、やはりブランクのせいだろうか。

    END