もっとゆるゆるTCG 

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2016/11/13 00:42

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_ひなた



「もちろんです!旦那様!」
とびっきりの笑顔を向けた扉の向こうから現れるのは旦那様。
赤毛のトサカを垂らした鉄の兜。
全身を鉄の鎧で覆っていて左の腰から長剣を下げている。
背後から降り注ぐ夕焼けで全身と鞘と柄が鈍く光る。
「おや、君に伴侶がいるとは。君は恋や愛というものと遠い親戚だと思っていたのだが驚いたな」
イタズラをして愉しんでいる子供のような笑みで旦那様の後ろから出てくる彼女の名はヘル。
「おいおい、俺を困らせないでくれよ。君だって知っているだろう?」
ヘル姉様がウインクの合図を私に向けて送ってくる。
つまり、今からする事は私を一人にしていたほんの少しの仕返しである
「旦那様!女性を連れ込もうとするなんて不倫ですか!?破廉恥です!」
「阿呆か、こんな堂々と不倫をする奴がいるか」
投擲士が投げるようなどストレートな正論が飛んでくる
「じゃあ、お相手様が旦那様の右手首を握っているのは何なんですか?」
ヘル姉様が下を俯むいてモジモジとしている。
夕日のせいか、ほんの少し頬が赤らんでいるようにも見える。
ヘル姉様は初々しい恋人のよう見え、中々上手い演技だと思う。
兜の向こうから大きな溜息が聞こえてくる。
そして、ヘル姉様の手を振りほどき、兜を外そうと手をかける。
告白され断るための言葉選びに苦悩する青二才のような困った顔が露わになる。
ヘル姉様と私は一緒に笑いだす
「あー、おかしい。君のその表情がたまらなく好きなんだ」
「旦那様、今の表情かわいいですよ」
「2対1は圧倒的に不利だ、俺の負けだよ」
お手上げといったふうに両手を上げる。
それがおかしくまた二人で笑いだす。
なんとも言えない表情で取り残された男と無邪気に笑い合う二人の光景がしばらく続いた