もっとゆるゆるTCG 

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2016/11/13 00:42

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_ひなた


「サラが龍族で人間に比べ寿命が圧倒的に長い事が現状の幸いというべきなのかな」
龍族の平均寿命は約10000年である。
成長もそれに合わせて変わる。
龍族の成長は100歳までが著しく、それ以降は殆ど変わりない。
その見た目は人間で合わせると15歳くらいである。
少しずつ老けていくが、人間からすれば違いが分かる前にこの世界から消えてしまう。
サラは当時1052歳。
なので、今のメイには102歳と記憶喪失である事を差し支えない程度に伝えてある。
父親が自分で母親は病気でいなくなってしまったと。
その時のショックで記憶が無くなっている事も。
「分からない、けどメイが現状を変えようと頑張ろうとしてるんだ、それを手伝うべきかなと思う」

「…君は以前言っていたな、常に人には優しくありたいと」
壁にかけてある蝋燭の炎が揺らぐ。
「優しさは人を笑顔にする。その笑顔でこっちも笑顔になる。その笑顔の為の優しさだ」
「君は優しすぎる。メイの為に、今はギルドといえども騎士団団長を辞めたんだろう?」
「しばらくはメイの側に居て助けてなければなかったから仕方ないさ、だけど、君だって研究所を辞めてギルドで俺と組んで助けてくれるじゃないか」
「違う。私は逃げたんだ。前の研究所はサラがいて空気は明るかった。しかし、いなくなってからあの空気は窓を開けた後のように入れ替わってしまった。最初は皆、サラの事を思い出して研究をしていたさ。けど人間は変わらずにはいられない。サラなしで皆頑張るようになり、次第に忘れていったんだ。そんな変わっていく状況に耐えられず逃げるように辞めたのさ」
そう言いながら窓の方へ向かう。
ここからは見えないが本当は泣いてるのかもしれない。
「その、申し訳ない」
「いや、気にしないでくれ、こっちが撒いた種さ」
これ以上は何かを言っても拍車をかけるだけだと思う。
「…メイがこの話を聞いてしまってはマズイからな。俺はそろそろ寝るよ。おやすみ」
シンクに食器を置いて部屋を出る。
その間もヘルは変らず、何も言わずに外を見つめている。


魔石版がなくなったのか壁にかけてある蝋燭が一つ消えてしまい薄暗くなる。
「優しい奴は好きだけど嫌いさ、内側にある汚いところまで見えてしまって自分が嫌いになる。なぁ、サラ、私はどうしたらいいか分からないよ」