もっとゆるゆるTCG 

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2016/11/13 00:42

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Mr.を名乗る者。

この辺りになってようやくメイは言葉を発する。
「あなたは……旦那様のお客様ですか?」
「いえいえ、わたくしは呼ばれて来たわけではございません。所謂招かれざる客というやつですね。どんな時代にもわたくしのような者はいるものです。」
メイは今まで旦那様と、旦那様の招いた客以外と接した事がなかった。
客ではない人物がここにいる…しかし、それなら彼女が言うべき事は分かる。
「ここから出ていってくれませんか……?」
「ええ、ええ、すぐに出ていきますとも。しかしあなたは私の力を必要としているのではないかと思いましてね。」
「力……?」
「はい。あらゆる記憶を呼び起こす事ができる薬です。」
ペルソナは丸薬にしては少し大きめの玉を取り出した。
「どんな記憶でも?それが過去に失った記憶でも思い出せるの?」
メイは思い出す。あの日の事を。
彼女はどんな時もあの時の選択が間違ったとは思っていない。
でも、本当に?
もし、もしあの時、『記憶』があったとしても?
…寒い。
「もちろんですとも。そうでなければわざわざ探し出してきた意味が無い……いえ、こちらの話です。なに、私の事を信用できないならば飲まなければ良いだけです。 要らなければ捨ててしまって構いません。」
ペルソナは薬を差し出す。
旦那様は嘘が苦手だ。いや、そうではないのかもしれないが、長い付き合いのメイには彼が嘘をついた時が何となくわかってしまう。
彼は、記憶喪失の事に関してメイに何かを隠している……。
メイは差し出された薬を受け取った。
…寒い。寒い。
「ただし、すぐに飲んではいけません。自分がピンチに陥った時、どうしても勝てない相手を前にして、どうしようもないと思った時に飲むのです。そうすればあなたは…全ての記憶を取り戻すでしょう。」
ペルソナが舌なめずりをする。メイは気づかず、寒さに体を震わせている。
…寒い。いや……怖い?
ペルソナは先程の仮面を着ける。
と、次の瞬間には消えていた。
同時に先程の寒さは嘘のように消えてなくなり、残ったのはメイとペルソナの置いていった薬のみになった。
だんだんメイの体が暖まってくる。
直近の窓を見れば、太陽が顔を出していた。