もっとゆるゆるTCG 

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2016/11/13 00:42

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音かな@練習中

「なんだ、もう起きてたのか」
不意に現実に引き戻される。
「ぴゃ!?」
「ぴゃ?」
「へ、ヘル姉様!おおおはようございますです!」
「ははは、寝ぼけてるのか」
そう言ってほっぺたを軽く引っ張られる。
「わ、にゃにしゅうんれしゅか~」
「その様子だと楽しみであんまり寝てないんだろ?目覚ましだ」
「う"~」
図星で言い返せないのもあるが、何より奇っ怪な出来事から戻って来られた安堵に頬が緩む。
「ほら、早くあいつを起こしてやってくれ。もう寝起きから格闘するのはごめんだ。」
「ふふ、はい!」
それだけ言うとヘル姉様は足早に去ってしまった。生き物が活気づく朝は良いマナが採れると、以前本で読んだ事があるが…
「あ、あの!」
色々と考えを巡らせていると、既に廊下の突き当たりを曲がった後だった。今朝の異質な気配について確認したかったけれど…
「うーん、聞きそびれてしまいました」
薬を持て余しながら、そそくさと仕事着に着替え、朝ごはんの支度を整える。

「お寝坊さんを起こすにはコツがあるのです」
得意気にミントの香りのするいつもの香水を一吹きし、旦那様の書斎へ向かう。一度だけ香水を切らした事があるが、旦那様がお仕事に遅刻してはと思い仕方なく蝋燭の魔石板を投げつけて以来、予備は欠かさない。
「そろそろ補充しないとね」
香水の空瓶をポケットに入れ、久しぶりの朝の仕事を満喫する。
「旦那様、おはようございます!」
「んぅ…ああ、おはよう」
「朝ごはんの用意が出来てますよ」
「ありがとう、やっぱりメイに起こしてもらうのが最高だよ」
「あ、あははー…」
ヘル姉様との会話から察してしまい、返す言葉に困る。
「それで、今日は何時に出発するんですか?」
「ああ、昼までには村のギルドに到着すれば良いから急がないさ」
自然な流れで会話していたが、自分も付いていくなら持ち物について尋ねなければと気付く。
「あの!私は何を持っていけば良いのでしょう…?」
「そうだな…朝ごはんを食べながらゆっくり考えるとするよ」
この能天気である。
「むぅ…」
「はっはっは、緊張してるのかい?」
「ちょっぴり不安です…」
「心配ないさ、みんな付いてるんだから」
「でも忘れ物取りに帰れないし…」
「なんだそんな事か、気にしない気にしない」
不安です…