もっとゆるゆるTCG 

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2016/11/13 00:42

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音かな@練習中

「いただきます」
三人には広すぎる食卓を囲む。
「いつも思うが、ここは朝から至れり尽くせりだな」
「ああ、メイにはいつも感謝してるよ」
「メイも大変だったらちゃんと私に言うんだぞ?使用人を使い潰すのは外の世界でも流行ってるみたいだからな」
「そんな、旦那様の為ならへっちゃらです」
昨日までとは打って変わって賑やかな朝を楽しむ。そう、食卓に心配事や揉め事は不要なのだ。
「あの、ヘルね
「げ、まずいな…」
ほぼ同時だったが、旦那様がいつものしくじった顔をヘル姉様に向けた。姉様も緊急性の高い方を選ぶ。
「悪い、魔石板のマナが切れたままだった」
「案の定そんな事だろうと思ったさ」
「ヘル、すまないが補充を頼めるか?」
旦那様も多少は魔術を嗜むが、姉様の魔石板を借りないと上手く発動出来ないらしい。戦闘用というよりは日用の他、支援用、緊急用の便利道具だ。
「私が朝早くから起きて、私があくせく集めた、私の有り難ーいマナを、お前は朝一番から食い潰すつもりか?」
「勘弁してくれよ」
「ははは、案の定と言っただろ。貸しな」
旦那様の周りはいつも朝からこんなに賑やかだったのかな…
「おっと貸しだぞ?タダではやらん」
「なっ」
「私に向かって愛の言葉を囁いたら考えてやらんこともないぞ?」
「「なっ!?」」
「昨日の帰りから忠告しておいて尚だ、少し灸を据えてやらんとな」
「阿呆、メイの前だぞ。頼むからよしてくれ」
「そうですよヘル姉様!卑怯です!」
「ははは、女たるもの男の弱みを握らねばな」
そう言ってヘル姉様はウインクの合図を私に向けて送ってくる。つまり今からすることは…
「弱みにつけこむのは女性云々よりお前の性格だろう」
「そうですよ!弱みを握るだなんて、破廉恥です!」
「はっはっは、そう来るか。これは一本取られたな」
ヘル姉様は子供のような笑みで旦那様の魔石板に空色の朝露を滴らせる。石板がわずかに発光し、充填を知らせる。
「しかし本当に朝一番のマナは大事なんだぞ?例えるなら、その日限り使える安全な火薬なんだ」
「悪かったって」
「魔術素人のお前には分からん苦労だがな」
「本当にすまない」
「そうですよ旦那様、ヘル姉様も早起きしてらっしゃるんですから」
「…反省してます」
「よし、許す」
ひとしきり満足し終えた所で
「ごちそうさまでした」
久しぶりの一大イベントが終幕した。