もっとゆるゆるTCG 

もっとゆるゆるTCG 

173
2016/11/13 00:42

Lobi編集部おすすめ!最新ゲーム情報

【重要】サービス終了のご案内

【運営からのお知らせ】【残り2日】Yay!にアカウントの移行をお願いいたします!

【運営からのお知らせ】終了まであと6日、Yay! x Lobi 統合記念キャンペーン!

【運営からのお知らせ】Yay!登録後、アカウントの保存をお忘れなく!

【運営からのお知らせ】Yay! x Lobi 統合記念キャンペーン開催中!

最新ゲームニュースをもっと見る
もっとゆるゆるTCG  トップに戻る
テラ)グリガス



「さあ着いたぞ、ここがモウシュウだ」
東方の村モウシュウ……城の近くを除いて私が初めて見た景色。並び立つ家々、大声で商品の名を叫ぶ人達が集った市、籠を背負って物を売り歩く行商……私にとってはあらゆるものが新鮮な光景であった。
「よし、じゃあ折角だしいい酒の肴でもないか市をみてこようかなあ」
「何余裕をかましている。ここにはギルドの依頼があって来たんだぞ?」
「いやぁ、それが依頼主と話す予定の日より数時間早く到着することができたんだ。ちょっとはゆっくりさせてくれよ」
そう言うとすぐに旦那様は市へと向かってしまった。
「はぁ……全くあいつって奴は……」
ヘル姉様の呆れた様子が伝わってくる。このままいても気まずいので、私はこの町について聞くことにした。
「ヘル姉様、この地方は魔術で有名だと文献で見たのですが本当なのですか?城にあるような魔道具の類いも売っていないように見えますし、往来する者もほとんどが人間であるように感じるのですが……」
「ああ、この辺りは人間の支配地域だ。市が開かれているため多くの知能種が入ってくるとはいえ、ここに定住するものはほとんどが人間やそのお供として仕える下級種だといわれている。だが、この村には人間でトップレベルの知能を持った魔法使いがいて、彼がこの地方を治めている。」
「人間トップの魔法使い?でもそれって魔術において姉様に劣るのではないでしょうか?」
国の人に聞かれたら殺される可能性すらある質問だが、どうしても気になったので質問してしまう。
「ああ。理論の部分ではそうだろう。だが、魔族には《血の刻印》がある。」
「《血の刻印》?」
「大昔に魔族の中で決められた封印の一つだ。魔族はその強大な魔力を所有しているがゆえ、その使い道を誤ると簡単に世界を滅ぼしかねない。だから一部の強大な影響力を持った魔術は使えないように魔族の血には制約がかかっているのさ。例えば時間操作や洗脳のような魔術は、私は理論は知っているが実際に行うことはできない。」
「なるほど……それで人間にはそれがないから人間も研究を進めているということですか。」
「お前はやっぱり飲み込みが早いな。感心するよ。ただ、魔族が理論を教えるとやはり失敗すると言われている。だから彼等は独自に研究をしているのだが……」
「おーい!いい肴があったぞー!」
魔術の話は旦那様によって遮られてしまった。