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2012/10/14 16:56

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庚乃アラヤ

必要ならするけれど、私たちにはきっと必要がないからしない──そう言って、ヒカルはキスを拒んだ。

『アパートの一室』
‣著者:服部ユタカ氏
‣備考:アルファポリス「第2回ライト文芸大賞」奨励賞
‣URL: https://www.alphapolis.co.jp/novel/446556632/857256376

【粗筋(引用)】
「俺」は異性に対して恋愛感情を抱かなかった。
「ヒカル」は異性に大して恋愛感情を抱かなかった。
だけど、俺たちは互いを愛していると思っていた。

「必要ならするけれど、私たちにはきっと必要がないからしない」

そう言って、ヒカルはキスを拒んだ。
それに対して俺は、確かにと言った。

──────────────

良いでしょう、これ。
狭いアパートの一室に男女が二人。
社会から弾き出されて心に傷を持ったもの同士、虚脱気味な共同生活を送っている。

二人とも煙草を吸っていて、
「ふかしだけだったんだから、いっそ止めてしまえば?」
「そうだな」

みたいな気の抜けた会話をするんで、一見すると退廃的というか爛れた感じをイメージさせるんですが、先述の通り彼らには「そういう関係」は一切ないわけです。

彼らは似たような傷を負い、それを知る者同士、庇い合っていただけなのです。それは、ある種の共依存と言える関係でした。

そんな彼らが、「依存」とは似て非なる「愛」に辿り着くまでのお話です。

難しそうでしょう?
でも、服部さんはそれを見事な書き上げられました。
是非その職人芸をご覧ください。