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攻殻機動あざらし

そんな街中に、白く柔らかな体毛で覆われた獣が一匹訪れる。
丸っこい頭にずんぐりむっくりの胴体、そこから生える下半身は人魚の其れに似ていた。大きさや身体的特徴で類似した生物で言う所のタテゴトアザラシの幼体に似て非なるものであり、その顔はアザラシ特有のつぶらな瞳と魚をよく食べる口……では無く、ゴマのような2つの黒い点の目と、大福のような丸が横に2つ並んだ様な口で形成されている。
ソレは前脚として生えた短いヒレをせっせと動かしながら地を這い、道行く人々に紛れて男の足元に姿を見せた。

??
「滅ぶ前の世界に似ている……しかし、流れる魔力は別の気配だ」

男の足元で動きを止め、ヒレで上半身を支えながら頭を持ち上げればキョロキョロと辺りを見回す。そんな時、この獣のどの声帯から出ている声なのか、大福のような口から出てきた物は妙齢の男の声だった。
この獣は訳も分からずこの世界に放り出された身。自分の居場所を求めて旅をしている他に無く、ただの独り言にも変わりない。それでも、人外が言葉を発する事で意図せず周りの人間を驚かす事態になるだろうか

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