【感染×少女】愚痴吐き場【グル詳細必読】

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2017/06/19 02:16

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kiliru


殺すことに抗う気持ちを失う。
私の中にいる何かは、私になりつつある。
私の中から恐怖すら奪われる。感染するとはこういうことなのか、と。
歓喜と共に再び殺人衝動の火が灯る。

「来栖崎!」
「!」

ようやく動き出そうとした来栖崎を牽制するようにサンの声が聞こえた。
最後のチャンスを逃したな、と頭の何処かが考える。
しかし、それはそうじゃなかった。

「僕に策がある!時間だけ稼いでくれ!!」
「さっ!?」
「マヌケ」

予想外の内容に、来栖崎の意識が一瞬外に向けられた。
化け物を殺す好機に、一歩死地に踏み込む。
右腕はまだ思うように動かないが、骨が折れているくらいならば筋肉だけで動きはカバー出来る。痛みさえ無視できれば、だが、痛みなどなんだと言うのか。
それでも、一撃の破壊力という観点から無事な左腕を来栖崎に突き刺す。
浅い。

後ろに跳んだ来栖崎は何の抵抗もなく離れた所で着地をする。
今回は追撃をしなかったのは、無駄だと思ったのか、それとも私の意思だったのか。
顔を上げた来栖崎は不敵な笑みを浮かべていた。

「ハッ!策?策ですって?今更策?どんな柵作ったっていうのよ!」

その言葉にどんな希望を見出したというのか。
生き生きとしたその顔には先程までの悲壮感は見つからなかった。

もう十分足掻いたでしょう?
もういいと諦めたはずでしょう?
もうどうにもならないと絶望したはずでしょう?

ええ。ええ、そうですわね。
もう、いいはずなのに。もう、望みなんて捨てたはずなのに。
それでもやっぱり、あの人の言葉も捨ててしまうなんて私には出来ない。出来なかった。

「覚悟しなさいよ、バカガミ!わたーーじゃないか。あいつは…最っ高に、諦めが悪いわよ!?」

気持ちはすごいわかる。わかるだけに、そのドヤ顔には一撃をぶち込みたくなるじゃないですの。
不本意だが同意だ。
来栖崎ひさぎを諦めなかったあの人が起こした奇跡を私は知っている。その人が甘噛綴を諦めないと口にしたのだ。
それなら、どうして私が先に甘噛綴であることを諦められるというのか。

とはいえ、全てが奇跡的に上手くいったとして、あのどうしようもない渇きに私は耐えられますの?
まぁ、確かに。
でも、どうでもいい。そんなことは後で考えれば済むことだ。