【感染×少女】愚痴吐き場【グル詳細必読】

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2017/06/19 02:16

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kiliru

綴生存ルート 〜サイドS〜

しています!」

甘噛の告白が響く。
分かっていた。殺さないで欲しいなんて、僕のエゴでしかないってことは。
命を懸けた戦いの中で、そんな手加減が可能なわけないってことは傍で見ていてもわかるはずだ。
情け無い。
来栖崎の言う通りだ。
全部押し付けて、全部背負わせた。
だから、目を背けることは許されない。直視することは僕の最低限の義務だ。

けれど、そこには思った光景はなかった。

「なにを…していますの……?」

刀を振りかぶったまま、来栖崎は動きを止めている。まるで、先程僕を殺すことを拒んでみせた甘噛のように、小刻みに震えながら。

「……せる、わけがないじゃない」
「来栖崎…」
「殺せないわよっ!なんで、私が殺さなくちゃいけないのよぅ…」

全部、やらなくてはいけないと押さえ付けてやってきた反動なのだろう。
来栖崎は止めどなく溢れる涙を隠すこともなく、殺さなくてはいけない相手を初めて殺せないと拒んでみせた。

当然だ。
自分が感染した時、人間のまま死にたいと口にした来栖崎が本当に死にたかったわけがない。
甘噛が殺して欲しいと口にして、本当に死にたいわけがない。
誰よりもその気持ちが分かっているはずの来栖崎に僕はなにを願った?
あり得ない。バカにしてるにもほどがある。ふざけるなよ、サン。
全部飲み込んで、甘噛のために誰も望まない願いを遂行しようとした来栖崎の覚悟をさえ、僕は踏みにじった。その結果がこれだ。

「本当に。あなたは…」
「……ぐすっ…っ。わかってるわよ」
「はやく」

望まないことをさせるな。
二人の覚悟に水を差したのは僕だ。だったら、僕が体を張らなきゃ二人の前に立つ資格さえない。

「来栖崎!!」
「!」

甘噛も限界なのだろう。
眼の色が変わり、空気さえも震えたのは果たして錯覚か。だけど、それを感じたのは僕だけではなかったらしい。
一度は止まった来栖崎が行動に移す直前に僕は機先を制す。

「僕に策がある!時間だけ稼いでくれ!!」
「さっ!?」
「マヌケ」

一番早く動いたのは甘噛だった。
無事だった左腕が来栖崎の腹に刺さる。
後方に殴り飛ばされたように見えたが、姿勢も崩さず着地した来栖崎を見て自ら跳んだのだと悟る。