【感染×少女】愚痴吐き場【グル詳細必読】

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2017/06/19 02:16

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kiliru


僕にとってはあまりにも長い一瞬が過ぎ、実際には即座に4つの手が差し出される。

「腕を一本無くしたら、いくら君でも死んでしまうぞ?そうならないよう、力を貸そう」
「ハッ!開き直ると人間バカになるな。だが、ようやく腹を括ったな、大将」
「その意気や良し、です」
「無理無茶無謀。ですが、皆が賛成するなら私も協力しましょう」
「……ありがとう」

誰一人として疑問を挟む間も無く協力を申し出てくれることに、感謝の言葉しか出ない自分がまた情け無い。
だが、反省は後だ。
いくら来栖崎でも今の甘噛を相手に長く時間稼ぎは難しいはずだ。

「作戦は至ってシンプルだ。僕は真っ直ぐ全力で甘噛に走って近づく。皆は甘噛をあの場から動かないようにしてくれ」
「……どうやって?」

代表して姫片が聞いてくる。まぁ、そりゃそうだろう。
僕は当たり前の顔で嘯くだけだ。

「僕はどれだけ全力で噛み付かれても、仮に腕を引き千切られたとしても甘噛に血を差し出すつもりだ。でもーー」
「でも?」
「殴られたら即死する自信がある。あと、あの甘噛と追いかけっこも体力的に無理だ」

『……………………』

分かってる。
この沈黙はさっきの錯覚と違って本当に時間が流れている。そして、みんなが飲み込んだ言葉は『お前はバカか?』だ。

だけど、僕が甘噛の前に立たなければ何も始まらない。甘噛を救うには、あくまで僕が噛まれることが条件なのだ。
そのためのお膳立てを皆に頼むのは筋が通っていないかもしれない。
甘噛を救うために皆も生命をかけてくれと言っているも同然だ。しかも、僕だけのエゴで。
だとしても。それでも、僕は甘噛を救いたい。

「オーケー。言いたいことはあるが時間がねぇ。話を簡潔にまとめるぞ」
「ああ」
「大将は全力で走って甘噛に近づく。私たちは甘噛をあの場に誤差程度のレベルで釘付けにする。大将は殴られたらアウト、あっちこっちに甘噛を追いかけることもできない、だな?」

敢えて、だろう。姫片は僕の言ったことを全て復唱した。
復唱されると僕から見ても内容は頭がおかしいものかもしれないが、作戦として間違ってはいない。
僕が頷くと姫片は嘆息して片手を頭に当てた。
実際、事前準備なしに僕が無傷で甘噛の前に立つための作戦としてはこれが成功率が一番高いはずなのだ。