【感染×少女】愚痴吐き場【グル詳細必読】

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2017/06/19 02:16

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kiliru


隠れて近づくには残念ながら見通しが良すぎた。ここから礼音さんの援護を受けながらダッシュが無難だろう。
直進と言っても、瓦礫などに足を取られないような“最短”に目星をつける。
この距離だと、僕には闘いの詳細は見えなかったが、甘噛があの位置からほとんど動いていないことはわかる。
自分で提案しておきながら何だが、改めてポートラル戦闘班の技術に舌を巻く。

「サン君、行け!!」

姫片が態勢を崩した瞬間、礼音さんから合図が出た。同時に僕は走り出す。
僕の動きを意識させて姫片を援護する意図かと思いきや、そんなことは自意識過剰だった。
姫片を飛び越えて、来栖崎が戦線に復帰する。
今まで、様々な相手でも単騎で戦況をひっくり返してきた来栖崎だったが、甘噛相手には姫片と礼音さんの援護を加えてそれでも膠着の維持しか出来ないようだ。
そうだ。これは来栖崎だって、皆だって殺したくないと思っているからこそ生まれた時間なんだ。

「甘噛ぃーーーーッ!!

既に気付かれているのだ。大声で叫び、来栖崎や姫片への注意を逸らすくらいは出来る。
だが、まだ50mくらいは残っている。
横への移動は出来ないように礼音さんが牽制してくれているが、そもそも僕を相手に逃げるという選択肢は相手にはないようだ。
甘噛が構えるのが間近に見える。

ああ、クソッ。
心の中で自分を叱咤する。
今までも自分を一撃で殺せるゾンビと相対したことはある。その時にも恐怖を感じていなかったわけではない。
けれど、これは別格だ。
甘噛から向けられる殺意に足が止まりそうになる。全力で前に走るということすら満足に出来ないくらい、死が身近に感じられる。
いつも、僕を守ってくれていた皆は今は僕の前にいない。

でも。
僕は一人でゾンビと戦う事は出来ない。それは情け無いことに良く知っている。
だからこそ、皆が僕を一人で戦わせないってことも良く知っているのだ。
僕はただそれを信じていれば走れば良い。

タンッ、という音が聞こえたような聞こえなかったような。
集中し過ぎて空耳かと思うような銃声の後、甘噛の体勢が崩れるのが見えた。
本当に最高の一瞬まで我慢し通した、最高のアシストだった。

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