hiroshi-death
hiroshi-death goo-ed this chat of Our World あるある.
AZU
AZU

週初めの月曜日 特に朝は憂鬱だ やりたい事が見つからず 敷かれたレールの上を歩くように 勧められた私立の高校に通うことになったのだが、電車とバスを利用して1時間半かかるため通学するだけで疲れてしまう。 特に月曜の朝の満員電車など最悪だ。 しっかり準備した髪型もメイクも人混みでぐちゃぐちゃにされかねない。 けど最近楽しみな事が1つだけある 1ヶ月ほど前 満員電車の中で痴漢に遭ってしまい、怖くて声も出せず怯えていたら 1人の男性が気付いてくれて痴漢してた男の腕をぐっと掴んでくれた。 その人は騒ぎになって私が恥ずかしい思いをしないよう 痴漢男を静かに次の駅で下ろし駅員を呼んでくれた。 恥ずかしくて助けてくれた人の顔もまともに見えなかった時、「大丈夫?」って優しく声を掛けてくれた顔がかっこよくて余計に顔が赤くなってしまった。 よく見ると毎朝同じ電車に乗ってる男性だとすぐに気付いた。なぜなら前からその男性の事が気になってる自分がいたからだ。 次の電車を待っている間少し話をすることができた。彼は38歳の商社勤務だという。商社というのがよく分からなかったが馬鹿だと思われたくなかったので知ったかぶりをしてしまった。 それより38歳と聞いて驚いた。もちろん自分より年上で社会人なのは分かっていたが、パッと見る限り20代後輩くらいに思っていたからだ。 普段は男らしい顔立ちなのに、時折笑う彼の顔が可愛く、自分の胸の鼓動がずっと鳴り止まない。胸の鼓動が彼に聞こえていないか余計に恥ずかしくなった。 けどしばらくすると会話がなくなり沈黙になってしまった。聞きたい事はいっぱいあるのに緊張して声が出ない。同じ空気を感じたのか彼はポケットからスマホを取り出しゲームを起動しているのを見てあたしはハッとなった。 彼が起動したゲームは私もやっているゲーム… そう…「アワーワールド」